このところ寒い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。今回も鉄ネタをお送りいたします、Sortieです。
写真は、東急東横線渋谷駅です。櫛形ホームとも頭端式ホームとも呼ばれる、到着した電車が天井の高い駅構内のコの字型のホームに停車するスタイルを持つ、関東ではあまり多く見られない駅です(関西には梅田、なんば、上本町、JRの天王寺など数多い)。お取引先が渋谷にあり、よくこの景色を眺めるのですが、この風景も、そろそろ見納めになること、みなさんご存知でしたか。しかも、2012年度内に。
というのも、ここ渋谷駅まで乗り入れている「東京メトロ副都心線」と、東急東横線がいよいよ直通運転を開始することになり、東横線は代官山駅から地下化され、現在の副都心線渋谷駅に乗り入れます。つまり、現在の「副都心線渋谷駅」は、東横線の渋谷駅にもなるということになります。
昭和2年の東横線開業時から使用されているこの由緒正しいホームも、あと数カ月で見納め。そういえばこんな景色があったなあ、となってしまう前に、ぜひいちど、「いかにも昔ながらの、歴史ある郊外電車のターミナル駅」の風情を味わってみてはいかがでしょうか。